県民不在の「政治ショー」大村vs河村ドロ仕合

コロナ対策の足を引っ張る「村村バトル」に有権者もうんざり。「100万人のリコール署名」を叫ぶ河村・高須コンビは強気一辺倒。

2020年11月号 DEEP

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美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長と作家の百田尚樹氏、タレントのデヴィ夫人、そして名古屋市長の河村たかし氏が9月25日、名古屋市内のホテルで席を並べた。姿はないが櫻井よし子氏、竹田恒泰氏も名を連ねる。高須氏が代表を務める「『お辞め下さい大村秀章愛知県知事』愛知100万人リコールの会」の活動報告会の顔ぶれだ。団体は8月25日、大村秀章知事のリコール(解職請求)に向けた署名活動を開始した。県内の有権者は約613万人。10月25日までの2カ月間に約86万5千人の署名が集まれば解職を問う住民投票が行われ、過半数の賛成で知事は失職する。河村氏は応援団長を名乗り、高須氏とともに旗を振る。県庁所在地の首長が、本来タッグを組むべき知事を公然とクビにしようとする異例の事態だ。リコール運動のきっかけは、19年に愛知県で開かれた国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」にある。ジャ ………

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