取らぬみずほの「IR皮算用」

コロナでIRは尻すぼみ。それなのに、みずほ銀行作成の横浜事業計画案が出回っている。

2020年10月号 BUSINESS

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横浜市が取り組むカジノを含む統合型リゾート(IR)について、みずほ銀行が作成した事業計画案が出回っている。事業規模は約1兆円で、半分の5千億円は融資で賄い、残る5千億円はエクイティで調達するという中身だ。このうち融資についてはみずほが3千億円、三井住友銀行と横浜銀行が合計1500億円を出し、残りを他の金融機関が用立てるなど、細かな内訳も示されている。一方のエクイティはどうか。青写真では5千億円のうち半分の2500億円は外資のオペレーターが、残りを日本勢がそれぞれ拠出。日本勢が出す2500億円のうち、2千億円は京浜急行電鉄と大成建設、JTB、ディー・エヌー・エー(DeNA)の「横浜IRビッグ4」が出すとしている。「みずほが言ってきたのは『コンソーシアムの中核となるのはビッグ4だが、出資の余地がまだある。おたくも参加してコンソーシアムに入らないか』というものだった。要す ………

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