菅政権の出鼻挫く「日産危機」

首相のお膝元巨大企業に銀行は追い貸しを渋り始めた。ルノーとの提携解消、公的資金による資本注入も視野に入った。

2020年10月号 BUSINESS [救えニッサン! 税金で]

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安倍政権を継承する新総理、菅義偉に「重い荷物」がのしかかっている。それは菅の地盤の小選挙区、神奈川2区内に本社を構える日産自動車の存在だ。かつての日本航空(JAL)と同様に、融資に政府保証が付くほど日産の経営は傷んでいる。このままではJALと同様に経営破綻を免れられない状況に追い込まれるリスクもある。総理お膝元の有名大企業がもし破綻にでも追い込まれようものなら、経済政策の真価が問われかねない事態になるだろう。菅政権はどこまで日産を支えることができるのだろうか。神奈川2区は横浜の中心部「みなとみらい」地区の一角にあり、横浜都心とも呼ばれ、三菱重工業、村田製作所、富士ゼロックスなど大企業の拠点が集積する。なかでもひと際目立つ存在が、2009年に東京・銀座から本社機能を移転させた日産のグローバル本社だ。日産の登記上の本社は1933年の創業以来、横浜市神奈川区 ………

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