号外速報(8月23日 07:30)
2020年9月号 POLITICS [号外速報]
解党を決めた国民民主党が四分五裂の末路を迎えている。大半は立憲民主党と合流し9月にも新たな党をつくるというが、それを拒む議員も少なくない。背景にあるのは、理念の違い、選挙区の事情、そして好き嫌いだ。
国民民主は19日の両院議員総会で解党を決めた。執行部が示した提案は「新党をつくることを承認する」としたうえで「全員参加がかなわない場合には円満かつ友好的な手続きが進むよう対応を代表、幹事長に一任する」との内容だ。62人の議員がいる国民民主で57人が賛成の意向を示した。数字だけ見ると対応はほぼ一枚岩のようにもみえる。現実は違う。国民民主を支援する6つの産業別労組(産別)は新党に乗るか否かで連日会合を続ける。新党の綱領案に「一日も早い原発ゼロ」が明記してあるためだ。急先鋒の電力総連(坂田幸治会長)やUAゼンセン(松浦昭彦会長)などは「このままでは合流 ………
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