「コロナ陽性者狂騒曲」の愚

陽性者数の増加を騒ぎ続ければ経済が止まる。重症者数が低水準なことに注目すべき。

2020年9月号 BUSINESS

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これまで新型コロナウイルスの感染者を1人も出さず、英BBCなど海外メディアも「奇跡」として取り上げた岩手県で7月29日、ついに感染者が出た。「岩手陥落」を大手メディアはさかんに報道、SNSはバズった。

「すでに国民の3割が感染」

岩手県は国や他県に先駆けて、独自の専門家委員会を立ち上げ、感染対策にあたってきた。東日本大震災時に被災地での感染症を抑え込み、一躍名を挙げた岩手医科大学の桜井滋教授らを委員に据えてコロナに対応したことが、「岩手神話」を形作ったのは事実だろう。とはいえ桜井教授も認めるように、岩手県だけ感染者ゼロが続くというのは不自然。「PCR検査数がそもそも少なかった」とか、「第1号を出したくないという執念が陽性者の出現を食い止めた」といった後講釈が出回っているが、ここにきて「そもそもPCR検査による陽性者数にこだわること自体がナンセンス。現時点で深刻な感染拡大は起きてお ………

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