「内向き関電」火力臨海も深い闇

新たに発足したコンプラ委員会が真っ先に解明すべきは言い値の特命発注ではないか。

2020年8月号 DEEP

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前代未聞の不祥事となった関西電力の金品受領問題は、八木誠前会長ら歴代トップの引責辞任と、90人を超える幹部の大量処分に及んだ。関電は、社外の弁護士からなる「取締役責任調査委員会」の認定に基づき、八木氏ら旧経営陣5人に計19億3600万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こして幕引きを狙った。一方、手ぬるい責任追及に不満を抱く個人株主は関電に、森本孝社長ら現役の取締役や監査役を含む計22人を相手取って約92億円の損害賠償を支払うよう求める株主代表訴訟を提起した。さらに新経営陣の喉元に刀を突きつけるような「不祥事」を暴露する告発文も流出している。

幕引きのデキレースか

原子力事業本部を中心に関電の役員や幹部が長年にわたって、高浜原発がある福井県高浜町の元助役で故人の森山栄治氏から多額の金品を受け取り、国税当局の調査を受けていたことが発覚したのは昨年9月。社内で内々に調査し ………

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