神津連合の意地「立憲・国民」合流

協議が決裂した枝野・玉木両代表の仲介役として、満を持して立ち上がった神津会長の胸の内。

2020年8月号 POLITICS

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新型コロナウイルスの感染が再拡大する中で迎えた7月5日の東京都知事選──。総投票数の6割を占める366万票を獲得した小池百合子氏の完勝であっけなく幕を閉じ、大敗した野党第1党の立憲民主党に衝撃が走った。立憲民主・共産党・社民党が支援する宇都宮健児氏はかろうじて次点に踏みとどまったものの、報道各社の出口調査により立憲民主支持層の約3割が小池氏に投票したという「不都合な事実」を突きつけられたからだ。選挙戦終盤、立憲民主の関係者からは「支持者が共産色の強い宇都宮氏を受け付けない。もう間に合わない」と悲壮な声が漏れていた。2017年の衆院選で小池氏から名指しで「排除」された衆院議員の1人は都知事選の結果を見てしみじみとつぶやいた。「立憲は政党としての役割を終えた。3年前に『枝野立て!』と声を上げた人々はもうどこにもいない」と――。

共産党は「禁断の果実」

さらに都知事選では共産を含む ………

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