「成長偽装」のツケ回るRIZAP

過激なまでにM&Aを実施し、本来負債計上すべき買収時の「負ののれん」を利益計上してきた。これをやめた途端に赤字に転落、そしてコロナ禍。

2020年8月号 BUSINESS [会計スキャン]

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延び延びとなっていたRIZAPグループ(以下ライザップ)の決算短信が6月10日に公表された。直前までの増収増益予測を一転させる赤字決算で、一株1円の配当予測が無配となった。2017年末には3千円(分割後1500円)を超えていたライザップの株価は、わずか2年余りの間に10分の1程度にまで暴落している。資本市場はライザップの業績悪化を織り込んでいるが、今回公表された決算内容は業績不振で収まるような代物ではない。この決算は資金破綻を強く示唆しているからである。ライザップは危ない。ライザップは、減量ジム運営等の美容・健康関連事業を行う札幌証券取引所の上場企業であるが、本業に関連性の薄い種々雑多な企業を次々と買収することにより異形の成長を遂げてきた。ライザップがこれまでに買収した上場企業は、イデアインターナショナル(東証JQ)、夢展望(東証マザーズ)、MRKホールディング ………

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