マスクで男を上げた アイリス「大山健太郎」

「いずれ余るにしても、今、必要とされているのなら、それを作ってこそ、信頼を得られる」

2020年8月号 BUSINESS

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日用品、家電メーカー、アイリスオーヤマのマスクの国内生産が7月、月産1億5千万枚に到達した。国産ではぶっちぎりの生産量だ。コロナ禍の中、マスクの安定供給を目指す政府による生産設備への補助金事業の第一号にも選ばれた。政府に「国内生産」を打診されてからわずか4カ月という素早さだ。未上場でオーナー経営。ゆえに多少のリスクがあってもトップダウンで素早く動ける。立ちすくむばかりの「経団連企業」を尻目に、企業本来のアニマル・スピリッツを存分に見せつけている。「武漢で大変なことが起きているらしい……」大山健太郎会長(75)らアイリスの経営陣に現地からの情報が入ったのは1月20日前後のこと。WHO(世界保健機関)が「緊急事態宣言」を出すより10日ほど早い。同社には「社内ジャーナル」で世界各地に散らばった工場長、支社長、支店長と経営陣が情報を共有する仕組みがあり、中国駐 ………

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