「陸上イージス」中止浮いた1兆円はどこへ

「米国頼み」のミサイル防衛では、装備費が際限なく膨らむことが証明された。9月までにどんな代替案が固まるのか。

2020年8月号 BUSINESS [ 蠢く「攻防」の代替案]

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河野太郎防衛相が、地上配備型ミサイル防衛システム「イージス・アショア」の配備停止を発表してから1カ月強が経過、自民党では代替案などを検討、7月中にも提言をまとめる。政府は、それを受けて9月中に代替案をまとめ、さらに年内には、中長期的な外交・安保の基本理念を記した「国家安全保障戦略」の改定を目指す。閣議決定され、予算化のうえ進行していた事業が、管掌閣僚の判断で中断するのは前代未聞。国民的人気、情報発信力、政策、人脈はあるが、一言居士で、「何が欠けているかといえば一般常識」と、派閥領袖の麻生太郎副総理に苦言を呈せられる河野防衛相だから出来た「英断」と評価する声は、防衛省内外に多い。

「官邸の総意」を覆した河野防衛相

配備予定地の秋田、山口での反対活動、Googleアースと分度器で高度計算した杜撰さや説明会で防衛省職員が居眠りする緊張感のなさ、2基1600億円で始まった計画が積み上げられ ………

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