「瀬戸際の三菱重工」日立と復縁が不可避

安倍政権は国防の要を野垂れ死にさせるわけにはいかない。9年前の「幻の経営統合」が再浮上。

2020年6月号 BUSINESS

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4月20日、三菱重工業の長崎造船所香焼工場(長崎市)に停泊していたクルーズ船で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した。子会社の三菱造船が2月下旬に伊クルーズ会社コスタ・クルーズから受注した客船「コスタ・アトランチカ」だ。低迷する新造船受注を補う修繕事業だったが、逆に新たな経営リスクを抱え込んでしまった。乗客はおらず、外国籍スタッフと日本人の通訳ら計623人が乗っていた。4月25日時点で乗組員623人全員のうち陽性は計148人。うち1人は重症化して同市内の指定医療機関に入院。残り147人は無症状か軽症という。当初、三菱重工は直近の乗組員らの乗下船を「ない」と説明していた。だが実際は交代などで出入りがあり、4月1日から最初の感染者が判明した20日までに延べ33人の乗組員が乗下船したことが明らかになった。幸いこの中に感染者は確認されていないが、一般市民 ………

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