日産「5万人の雇用」喪失危機

中身のないリストラ計画に幹部は唖然。反転攻勢をかけるにも売れそうな車はなく、ナンバー2も匙を投げる恐れ。

2020年6月号 BUSINESS [コロナ以前の問題]

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日産自動車で幹部社員の退社が増えている。ある日産社員は「中には経営中枢で勤務する執行役員クラスの幹部も含まれている。優秀な人はヘッドハントされ、他社から声がかからなくても転職を探している人が増えた。その様相はまるで沈没寸前の船からネズミが逃げ出すかのようだ」と話す。転職で逃げ出さなくても、今の経営状態であれば、全従業員の30~40%に相当する4万人~5万人規模の人員削減が必要ではないかといった見方が日産社内から浮上しており、このままではいずれ大規模なリストラが待ち構えている。日産はいま、倒産寸前の経営危機に直面している。その理由は、過剰な設備と人員による収益力の悪化と、商品力・ブランド力の欠如によるものだ。そこに新型コロナウイルス感染症の世界規模での流行による生産・販売停止で追い討ちがかかった。経営再建のために計画した、自動車メーカーにとって ………

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