(5月07日 20:10)
2020年5月号 EXPRESS [号外速報]
危機に直面した時、人も組織も「地金」を曝け出す。新型コロナウイルス対策の初動に失敗した安倍政権で、独り気を吐く西村康稔経済再生担当相(57)の評価が割れている。コロナ禍の最前線に立ち、にわかに「ポスト安倍」の一角に浮上する一方、言動の軽さが付きまとい、時として政権の機能不全を増幅する。
細面にぎょろりとした目で長広舌を揮う姿は、ワイドショーでも、既にお馴染みだ。連日の大臣会見は、官房長官を除くと異例。本人の強い意向によるものという。G7サミットで日米独首脳らの間から覗かせた自らの顔を、宮廷画家よろしく再現したツイッターホームから強烈な自己顕示と上昇志向が立ち上る。 本来、コロナ禍の危機対応は、首相官邸の核となる菅義偉官房長官が担うはずだった。ところが、菅と首相側近の今井尚哉首相補佐官の確執は公然の秘密。今井と佐伯耕三首相秘書官の「経産省 ………
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