三菱UFJ「桁違い損失」爆弾

市場も呆れる稚拙な海外投資。CLO(ローン担保証券)2.6兆円を抱え、どこからマグマが噴き出すか。

2020年5月号 BUSINESS

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産業界がコロナショックに揺れるなか、大規模な損失懸念が浮上しているのが銀行業界だ。2月下旬以降の市場動乱で、保有する株式や投信、Jリートなどで多額の損失が発生。貸出先の業績悪化もすさまじく、貸倒引当金が爆発的に膨れ上がる見通しだ。なかでもメガトン級の損失懸念が取り沙汰されているのが、国内最大メガバンクの三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)。3月31日、その「第一弾」とばかり、2020年3月期に3433億円もの特別損失を計上することを公表した。この巨額損失は、アジア連結子会社2社の株価急落による「のれん」の一括償却によるもの。内訳は、インドネシアのバンクダナモンで2128億円、タイのアユタヤ銀行で1305億円。とりわけ買収総額約6800億円に上るバンクダナモンは、19年4月に連結子会社化したばかり。市場からは「過去に例がないほど稚拙な投資戦略」(銀行担当アナリスト ………

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