ダイキン「井上帝国」崩壊の予兆

息子を入社させ、出世させたが、果たして自分のような人心掌握術を持ち合わせているのか。会社の私物化も目に余って。

2020年5月号 BUSINESS [後継者はどうする?]

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パナソニックが衰退するなど関西の製造業が大きく地盤沈下する中で、一人気を吐くのがエアコン大手ダイキン工業だ。2010年に空調産業で売上高世界1位になった後も堅調に成長を続けてきた。関西財界では「ダイキンの成長は、ひとえに現会長である井上礼之(のりゆき)(85)の経営手腕によるところが大きい」との見方が支配的だ。井上は1994年に社長に就任以来、オーナーではないサラリーマン経営者ながら26年間、ダイキンにトップとして君臨してきた。本業以外でも関西電力や阪急阪神ホールディングスの社外取締役を務め、今や関西財界の「顔」の一人だ。井上が社長就任時のダイキンの売上高は約4千億円だった。当時、ロボットや医療など多角化を進めていたが、その新規事業が不振で17年ぶりの経常赤字を計上。井上は社長に就くや否や不採算事業を切り捨て、エアコン事業のグローバル化に経営リソースを ………

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