(3月24日17:30)
2020年4月号 BUSINESS
新型コロナウイルスの感染拡大による世界の原油需要(日量約1億バレル)の減少に歯止めがかからない。2月中旬の世界の原油需要の減少幅は日量約400万バレルだったが、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)により、その減少幅は全体の2割(日量約2千万バレル)に拡大すると見られる(3月21日付『OILPRICE』)。世界の原油価格は、既に1バレル=20ドル割れ(約18年ぶりの安値)となり、さらに悪材料が加わる。2017年1月から実施されてきたOPECとロシアなどの大産油国(OPECプラス)の協調減産が4月から失効し、世界の原油供給量が日量約400万バレル増加するのだ。
新型コロナによる需要減に対応するため3月上旬に開催されたOPECプラスの会合で、サウジアラビアが求めた減産拡大にロシアが難色を示し、協議が物別れに終わった途端に、サウジはOPECプラスの枠組み自体を瓦 ………
オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。
FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。