原子力規制庁の「居眠り長官」

警察出身の荻野徹は原子力に疎く、公開の会議で居眠りばかり。立地自治体の住民が見たらどう思うだろうか。

2020年4月号 DEEP [「3・11」の教訓いずこ]

  • はてなブックマークに追加

1979年3月に起きた米スリーマイル島原発(TMI)事故で陣頭指揮にあたったハロルド・デントン元NRC規制局長が、福島第一原発事故直後にインタビューで語った言葉が今も耳に残る。「原発を推進するか撤退するか、私たちには関係がありません。私たちの使命は原発の放射能から住民の生命・健康と環境を守ることなのです」。「3・11」の翌年にTMIを取材した時のことだった。取材許可証を持って事業者エクセロンの広報担当者とともにサイトに赴くと、警備に入構を拒否された。「NRCの抜き打ち検査で、誰も入ることができない」というのである。事実建屋の周囲には非常線が張られ、社員すら立ち入ることができなかった。 TMIの燃料デブリが保管されるアイダホ国立研究所ではデブリが置かれるサイトが二重の金網で囲われ、米エネルギー省(DOE)とNRCが共同で管理している。内側はNRC、外側がDOEである。なぜ ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービスです。年間定期購読をご契約の方は無料でご利用いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※ご利用いただけるサービスは購読コースにより異なります。詳しくはこちらをご覧ください)。