九電「電事連会長」の時限爆弾

業界団体トップに初の九電社長。おひざ元は赤字転落危機の軽量級で大丈夫か。

2020年4月号 BUSINESS

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大手電力10社で構成する電気事業連合会(電事連)。かつては日本のエネルギー政策を牛耳る「悪名」高き圧力団体だったが、福島第1原子力発電所(フクイチ)事故で業界盟主の東京電力が国有化されると大きくパワーダウン。次の盟主を目指した関西電力も昨今の役員の金品受領問題で権威が失墜し、とうとう九州電力の社長に電事連会長の椅子が回る前例のない事態に至った。ただ、背伸びする九電も難題山積。来期は赤字転落する可能性も否定できない。

長計初年度で早くも躓く

「九州から東京に来るのは遠い」。昨年10月、九電社長の池辺和弘(62)は、1度はこう言って電事連会長就任を断った。当時の電事連会長は関電社長の岩根茂樹(66)。原発が立地する福井県高浜町の元助役から自身を含む多数の関電役員が金品を受け取った問題で辞任表明を余儀なくされた。池辺に後任の打診があったのは、電事連の最重要課題である原発再稼 ………

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