元金融庁長官に怯えた「キリン」

英投資会社が株主提案。余裕の構えだったが、「第3の取締役候補」で状況一転、大慌てに。

2020年4月号 BUSINESS

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3月に開かれる株主総会で最も注目を集めるのはビール大手、キリンホールディングス(HD)だろう。ビール以外の多角化路線をめぐり、株主の英投資会社と対峙。投資会社は社外取締役2人の選任と6千億円の自社株買いなどを求めている。

「佐藤は敵に回したくない」

「6千億円の自社株買いなんて非現実で、国内機関投資家を中心に賛同は広がらない。短期的な利益を吐き出させようとするのはアクティビストそのものだ」。キリンHD関係者は、株主提案をした英投資会社インディペンデント・フランチャイズ・パートナーズ(IFP)を批判する。株主提案を受けたのはキリンビールとして創業した1907年以来、初めてだという。IFPはリーマン・ショック後に設立された、年金や大学などの資金を運用する投資会社だ。グローバル企業20~30社に投資、運用資産は2兆円に迫る。日本企業では日本たばこ産業(JT)や任天堂を保有する。キリンHDには2014 ………

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