自動車マイナス成長時代が到来。脱落の最右翼はマツダ、次点はホンダといったところか。
2020年4月号 BUSINESS
製造業の王様として君臨してきた自動車産業に黄昏が迫ってきた。自動車調査会社のフォーインは1月、2020年の世界の自動車販売市場が5年ぶりに9千万台割れするという予測をまとめた。台数減少は3年連続。足元では新型コロナウイルスの世界的な拡大によるサプライチェーン寸断という問題も加わり、販売のさらなる下押しは必至。「日産自動車だけでなくマツダとホンダも脱落者」との声が広がっている。
「20年の世界の自動車販売台数が前年比5%程度は落ち込みそう。マイナス幅は08年のリーマン・ショック時以来のインパクトになる」(自動車アナリスト)。中国・武漢市に端を発した新型コロナの終息が見えないなか、需要予測を悲観シナリオに見直す動きが広がっている。仮に5%マイナスとなれば、台数ベースで約450万台減る計算。米欧FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)の1社分(19年 ………
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