中西経団連が「若手と女性」を副議長に抜擢

「中西カラー」を鮮明にしたのは副議長人事。最年少40歳での抜擢となったユーグレナの出雲充社長は、東大発バイオベンチャー。

2020年4月号 BUSINESS

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今年6月から任期3年目をスタートさせる中西宏明経団連会長を支える副会長と、諮問機関である審議員会のメンバーが固まった。任期満了で入れ替えとなる副会長は4人。新任の顔ぶれは、メガバンク首脳が2人も入ったのが目を引くものの、おおむね「男性」「大手企業」「シニア」という共通項でくくることができ、新味が乏しい。むしろ、40歳のバイオベンチャー社長や2人の女性経営者を起用する新任副議長8人の人選に、デジタル変革による社会課題の解決を目指す「ソサエティー5.0」のけん引役たるにふさわしい多様性を重視する「中西カラー」が宿っている。副会長4人のうち、副会長の待機ポストとも呼ばれる審議員会副議長からの起用は、みずほフィナンシャルグループの佐藤康博会長(67)と三井不動産の菰田正信社長(65)。財界活動に熱心だった佐藤氏は「悲願の副会長就任」(大手銀行)。菰田氏就任は ………

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