「歴史的」共産党大会の哀しき実相

「不破と浜野は死ぬまで幹部だよ」(古参党員)。うわべはともかく党の根幹は全く変わらない。

2020年3月号 POLITICS

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のどかな伊豆の港町は数年に一度、物々しい雰囲気に包まれる。海岸線を行く国道には右翼の街宣車が列をなし、「舞台」に至る道という道に警察官が検問所を設けて出入りを見張る。その理由は、この地で共産党が党大会を開くからにほかならない。JR伊豆多賀駅から九十九折りの山道を歩くこと約30分。公安関係者が「アジト」と呼ぶ伊豆学習会館がその会場だ。5日間の祭典は共産党の今後に何をもたらすのか。「特別な歴史的意義を持つ大会だ」。志位和夫委員長は1月14日の大会初日であいさつした。内外に示したのは現実路線への転換だ。党の理念である綱領を16年ぶりに改定したのはその象徴といえる。中国への肯定的な見方を改め「大国主義・覇権主義は、世界の平和と進歩への逆流」と非難した。志位氏は中国の東・南シナ海での強引な海洋進出や香港などでの人権侵害などを挙げたうえで、習近平政権は「共産 ………

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