東芝「人たらし車谷」に蟻の一穴

外部招聘トップとして東芝再建を進めるが、架空取引で順調だった航海に黄信号点灯。

2020年3月号 BUSINESS

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司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』は、日露戦争でバルチック艦隊を撃破した秋山真之、コサック騎兵団を破った秋山好古の兄弟と、俳人の正岡子規との交流を描いた作品だ。2009年から3年にわたってNHKでドラマ化されるなど、国民的な人気も高い。主役の3人に共通するのが現在の愛媛県松山市出身であること、そして性格は三者三様だがともに稀代の「人たらし」だったという点だ。

東証基準緩和は東芝のため

松山と新居浜の違いはあれど、同じ愛媛という温暖な風土で育ったからだろうか。東芝の車谷暢昭会長兼CEO(最高経営責任者)も持って生まれた人たらしぶりを遺憾なく発揮し、不正会計問題で地に堕ちた東芝のブランド力回復に成果を上げつつある。「政官財に幅広い人脈を持っているだけでなく、IT企業の若手経営者や大手メディアの幹部にも気軽に会いに行く。偉そうな素振りを一切見せず、どんな相手にも丁寧に接するので評判は ………

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