トヨタ「大輔氏への世襲」準備

章男社長に有終の美を飾らせるため、伝統の「保守過ぎる会計」を姑息にも改め始めた。間に噛ませる人材も選定済みだ。

2020年3月号 BUSINESS [露出が増えた長男]

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トヨタ自動車が2月6日に発表した2019年4~12月期の決算は、売上高が前年同期比1.6%増の22兆8301億円、営業利益が6.2%増の2兆587億円の増収増益となった。ホンダやマツダなど自動車大手が軒並み業績を落とす中で、トヨタの一人勝ちが浮き彫りになったが、この増益には大きな「マジック」が隠されている。トヨタ増益の構図はこうだ。マイナス要因は、円高による為替の影響で2500億円、研究開発費など諸経費の増加で500億円の計3千億円。これに対してプラス要因は、原価改善で1100億円、利益率の高い新車投入などの営業努力で1600億円、その他で1508億円の計4208億円。差し引き1208億円の増益となった。マジックは、増益要因のその他の1508億円分の中に隠されている。実はこのうち1230億円が減価償却の方法を変更したことによる効果で、これがなければトヨタは他社と同様に減益となっていたのだ。トヨタ ………

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