全体で210万部、一般紙は過去最大の部数減。「毎日」が2年連続10%マイナスと突出。
2020年2月号 LIFE
新聞離れが加速する中、日本新聞協会が公表した2019年(10月現在)の加盟116日刊紙の総発行部数は3780万1249部で、前年比210万部、5・3%の大幅な減少となった。 また日本ABC協会がまとめた11月現在の日刊紙総販売部数も3308万7648部で前年同月比186万部のマイナスと減少幅が拡大した。特に毎日新聞の減少率が10%超と突出している。
19年は読売新聞をはじめ28社による購読料の値上げや消費増税という負の要因が重なった。今年は東京五輪後の景気の落ち込みが予想されており、新聞業界にとって厳しい状況が続きそうだが、各社ともいまだ有効な打開策を見いだせていない。発行部数を地域別に見ると、減少幅が最も大きいのは九州で6・9%減。次いで大阪(6・4%減)、四国(6・0%減)、東京(5・8%減)、関東(5・6%減)、近畿(5・5%減)などと続く。中国は4・5%減、中部が4・2%減、東北4・0% ………
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