EUとの「完全決別」狙う英国

金融の中心の地位を守り、経済発展を遂げるため、「バージョン2・0国家」を目指す。

2020年2月号 GLOBAL

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大胆で時には型破りともいえる政治手法に技術革新が加わり、大英帝国は大変革の時代に飛躍を遂げた。では、現代の変革の時代に似たようなことが起きた場合どうなるだろう。英国の欧州連合(EU)からの離脱に金融市場の大胆な規制緩和が重なった場合、経済規模で欧州第3位の英国は欧州の大国へと躍進するのか。自らをチャーチルに例える奇抜なボリス・ジョンソン英首相は自信満々だ。彼は果たして成功するのか。まず、EUからの離脱交渉を12カ月という短期間でまとめるには骨の折れる膨大な作業が必要になる。年間の貿易額約8500億ドル(約93兆円)という英国とEUの通商関係を今後どうするかを話し合うことになるからだ。12月1日に就任したウルズラ・フォン・デア・ライエン新欧州委員長は、英国は交渉期限を2年間延期する必要があると発言したが、ジョンソン氏はすでに2020年末以降に交渉を延長しない条 ………

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