WWFの仮面の下 「熱帯林」火災の元凶

パーム油産業にお墨付きを与える「グリーンウォッシュ」。インドネシア政府が「絶縁」を突き付けた真相。

2020年2月号 GLOBAL [Greenwash]

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昨年夏、アマゾンの森林で発生した大規模な火災が世界の注目を集めたが、インドネシアでもスマトラ島とカリマンタン島で2015年に次ぐ最悪の森林火災が発生した。昨年9月までに85万haの森林が延焼し、巨大な煙がインドネシア、マレーシア、シンガポールの空を覆い、90万人のインドネシア人が呼吸器疾患に苦しみ、生後4カ月の乳児や新生児を含む数人が死亡した。インドネシアの火災は7億900万トンという衝撃的な量の二酸化炭素を一気に放出し、アマゾンが昨年夏に放出した量よりも22%も多かった。これは実にドイツ一国の年間排出量に匹敵する。気候変動防止の観点からも、看過できない深刻な問題として浮上した。そんな中、国際環境NGOの「グリーンピース」は昨年11月、「インドネシアの大規模森林火災はユニリーバ、モンデリーズ、ネスレ、P&G、マースなど巨大食品メーカーと、ウィルマーなどのパーム ………

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