トヨタ「鬼」の原価低減要求

最量販型エンジンの原価3割減を部品メーカーに突き付けた。こだわりを捨て、中国並みの水準達成を求めている。

2020年2月号 BUSINESS [品質も割り切ることに]

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「一気に原価を30%落とすことができたら、御社からの受注を決めます」。トヨタ自動車の調達担当者はいま、こうした指示を下請けの部品メーカーに出しているという。指示を受けた、ある部品メーカーの幹部は「これまでのトヨタは小さく積み上げながらコストを落としていくことで、下請けとの共存共栄を考えていたが、まったく変わってしまった。日産自動車や三菱自動車がかつて経営危機に陥った際の買い方と似てきた。これでは経営が行き詰まる下請け企業も今後出てくるだろう」と話す。中でも悪名高いのが、2019年秋に発足した「CCCRプロジェクト」だ。これはトヨタが「カローラ」や「ノア」などに採用している最量販タイプの「ZRエンジン」の原価を30%低減させる大プロジェクトだ。CCCRは“Corolla C-platform Cost Reduction”の頭文字から取った。担当部署は、調達部門のプロジェクト推進部と中国部 ………

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