20年秋にもあり得る総裁選は「本命・岸田」「対抗・石破」「大穴・河野」「参加賞・加藤」の構図が想定される……。
2020年1月号 POLITICS [当たるも八卦]
「桜を見る会」問題がなかなか消火できないのは、誰も本気で安倍晋三首相を守ろうとしていないからだ。政権の「骨格」「屋台骨」と呼ばれてきた麻生太郎副総理兼財務相は「くだらん」と取り合おうとせず、二階俊博自民党幹事長は「何が悪いのか」と開き直るばかり。菅義偉官房長官が一人で対応してきたが、明らかにやる気のない後始末で次々にボロを出し、「国民から理解されていない。納得されていない方は多い。説明が足りないとも思う」と認めながら、「疑惑というのは、よく分かりません」とすっとぼける。安倍本人を含めて誰も必死になっていない。頭は全員「安倍の終わり方」へ向いている。第200臨時国会が閉会した12月9日の記者会見で、安倍は政局運営の方針らしきものを語った。「憲法改正はたやすい道ではないが、必ずや私の手で成し遂げていきたい」と見得を切り、「(17年衆院選では)国民の ………
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