村上世彰が「板硝子」株付け、業界再編迫る?

出光・昭シェル統合の裏で村上氏は数十億円を投じ出光株を約1%取得、一儲けしたという。さて、2匹目のドジョウといくか……。

2020年1月号 BUSINESS

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あの村上世彰氏が板ガラス業界に両手を突っ込んでいる。このほど明らかになったのは村上氏が国内2位の日本板硝子に株付けをした事実。保有割合が5%を超えていないため大量保有報告書こそ未提出だが、2019年9月末の株主名簿を締めたところ、関係会社の南青山不動産の名義で約189万株を保有していることが判明。議決権保有割合は2.1%で、堂々の第5位株主だ。この間の株価推移からすると、投下額は15億円前後と見られる。すでに村上氏は18年夏、ガラス業界に片手を突っ込んでいた。国内3位のセントラル硝子の株式を買い占めているのだ。直近、シンガポール在住の長女・絢氏と南青山不動産の名義で約8.2%を保有、筆頭株主の座にある。投下額は約87億円。板硝子にも株付けしたことで今後、両社に再編を迫る可能性はいやがうえにも高まった。何よりも、両社はPBR(株価純資産倍率)が1倍を下回る割安株で村 ………

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