関経連「お達者クラブ」壊滅

関電会長・八木の辞任で、関経連会長候補は阪急阪神の角だけだが、公私混同に問題。

2020年1月号 BUSINESS

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関西電力幹部の金品受領問題の公表から3カ月。商品券や金貨・金杯など859万円分を受け取った会長の八木誠(70)は10月9日付で辞任したが、確実視されていた関西経済連合会(関経連)次期会長就任が消え、財界の動揺は収まらない。八木の代役は阪急電鉄会長の角和夫(70)との観測が飛び交うが、社長就任から16年間もトップに居座っていることもあり「社内外の人望はゼロ」(関西財界関係者)。副会長以上の高齢化が進み、「お達者クラブの関経連はいっそ解散した方がスッキリする」との声さえ上がる。

老害と「お払い箱」が半分

「200億円にメドがついた。さらに300億円を目標にしたい」。11月14日の記者会見で関経連会長(住友電気工業会長)の松本正義(75)は2025年に開く大阪・関西万博の寄付金集めについてこう語った。万博の会場建設費は約1250億円で、国と大阪府・市、経済界が3分の1ずつを負担することになっている。経 ………

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