パナソニック巣くう「白アリ」

「津賀丸」の羅針盤は壊れた。変革の先兵と招いた外様が足を引っ張り、またぞろOBが騒ぎ出した。「崩壊」の始まり。

2020年1月号 BUSINESS [羅針盤なき経営]

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パナソニックという会社が溶け始めている。2019年5月9日に新中期戦略を発表したが、市場関係者からは「戦略が見えてこない」「何が言いたいのかが分からない」と総スカンを食らった。そこで10月31日に開いた19年4~9月期の決算発表で説明し直すかと思いきや、直前になって社長の津賀一宏が欠席を決めた。「中期戦略について質問されても、決算発表の短い時間の中では十分に説明ができない」。同日、津賀不在で集中砲火を一身に浴びることになった取締役の梅田博和は、苦しい弁明をすることになった。そんな経緯があったため、11月22日に開かれたIRデーはいわばリベンジマッチだったと言えるだろう。津賀はその自覚があるらしく冒頭、「前回の中計発表はまったくの舌足らずだった」と謝罪。それから各カンパニー長が戦略を説明したが、これがまた従前とさして変わらぬ中身となった。おかげで株価は下落。 ………

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