政権も加担「事実上の検閲」相次ぐ

「表現の自由」も積み上げられてきた司法判断も知らず、忖度や事なかれが罷り通る。

2019年12月号 DEEP

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あいちトリエンナーレ(あいトリ)の企画展「表現の不自由展・その後」(不自由展)が8月に一時中止となって以降、表現活動を規制したり、事実上の検閲に及んだりするケースが相次ぐ。多くは憲法や司法判断を知らず、事なかれや忖度によるものだが、政府による規制も出てきた。歴代最長の安倍政権下、遂に検閲時代を迎えたのか。始まりは、慰安婦と女性の闘いを表現した「平和の少女像」が不自由展に展示されるとの報道だった。あいトリが開幕した8月1日から抗議や脅迫の電話攻撃(電凸)、ファクス、メールが会場や実行委員会、事業費を負担する愛知県などに殺到した。翌2日、河村たかし名古屋市長が「日本人の心を踏みにじるものだ」として、実行委員会会長の大村秀章愛知県知事に対し、少女像や昭和天皇の写真を使ったコラージュが燃える、大浦信行さんの映像作品「遠近を抱えてPartⅡ」の展示中止を ………

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