日産葬る「身中の虫」社外取締役

外部の目で経営をチェックするのが本来の仕事なのに経営陣の守護者に成り下がっている。ガバナンス向上は望めない。

2019年12月号 BUSINESS [もはや百害あって一利なし]

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日産自動車は11月1日、奇妙な人事を発表した。渉外や広報を担当していた副社長川口均の退任だ。川口は今年5月に専務から副社長に昇格したばかり。わずか半年で退任となった。川口は、日産の本社がある横浜に強い影響力を持つ官房長官、菅義偉との間に太いパイプがあるとされる人物だ。東京地検特捜部が司法取引を使って前会長のカルロス・ゴーンを特別背任容疑などで逮捕・起訴した、いわゆる「国策捜査」の黒幕の一人でもあり、今後、裁判対策で重責を担うとみられていた。そんな川口がなぜ突然放逐されたのか。実は、川口退任の背景には知られざる日産の異常なコーポレートガバナンス(企業統治)がある。本来、役員の執行を監督するなど会社の経営を外部の目でチェックする役割がある社外取締役が、ガバナンスを悪い方へ悪い方へと崩しているのだ。結論から言うと、日産の社外取締役は「獅子身中の虫 ………

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