日の丸造船「野垂れ死寸前」

韓中勢は大型再編するが国内勢に対抗策なし。官民双方に問題がありそうで……。

2019年12月号 BUSINESS

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船腹量の過剰が続き、船価低迷が長引くなか、韓中で業界再編が相次ぎ、巨大造船メーカーが生まれようとしている。韓国や中国の台頭で失速、建造量シェアで万年3位が定着した日本の造船業界は危機的状況に陥っているが、現状打開に向けた動きは鈍い。船頭不在のまま嵐に突入しそうだ。

肝心の技術力も怪しい

中国の2大造船メーカーが10月下旬、経営の再統合を決めた。2社のうち上海を中心とする中国船舶工業集団(CSSC)は船舶の製造のほか、電子機器の生産などを手掛ける。もう一方の北京に本拠を置く中国船舶重工集団(CSIC)は艦船をはじめ、コンテナ船や石油・ガス輸送船などの商船での設計力が高いといわれる。もともと中国船舶工業総公司として一つの企業だったが、非効率とされてきた国有企業に競争原理を入れる改革の一環として1999年に分社。それが再統合する。新会社の建造量世界シェアは2割近くとなり、世界首位 ………

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