華僑の「日本ペイント支配」完了

経産省に噛みついた「けんかマサ」が日ペCEOに。「風よけ役」求めたシンガポール華僑の深謀。

2019年11月号 BUSINESS

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昨年末、報酬減額提示に怒り、経済産業省に辞表を叩きつけて産業革新投資機構(JIC)社長の座を去った田中正明(66)。今年3月には日本ペイントホールディングス会長に迎えられたが、それからわずか半年、今度は社長CEO(最高経営責任者)兼任(就任は来年1月1日)になるとの発表があった。「けんかマサ」を盾に生え抜き役員を一掃する人事を背後で操るのは筆頭株主でシンガポール華僑のゴー・ハップジン(66)。父子2代にわたり60年近くをかけた「乗っ取り」が完了する。

軒を貸して母屋を取られた

「鶴の一声で決まったのではない」。9月20日、大阪・北浜の大阪取引所で記者会見を開いた日ペ社長兼CEOの田堂哲志(67)は、今回のトップ人事に対するゴーの影響力を問われた際、語気を強めて否定した。同席した田中も「自分を押し込むような提案は受けない」とし、田堂の更迭(取締役降格)と田中の社長CEO兼務は、取締役の総意 ………

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