ドコモを悩ます「保守派の大物」

「この際、ぶった切れ」。NTT社長の澤田純がファーウェイ排除に血道。物言えぬドコモ。

2019年11月号 BUSINESS

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「あんなことを早々にリークするなんて。政府に対するパフォーマンスなんだろうな」と通信業界幹部は言う。「あんなこと」とは日本経済新聞9月17日付朝刊の「ドコモ、ファーウェイ5G端末の採用見送りへ」という記事のことだ。ドコモは2020年春に5Gの商用サービス開始を予定している。それに合わせて5Gに対応するスマホを販売する予定だが、商品ラインナップにファーウェイ製は入れないことにした。記事はそう伝えている。

「もっと根性を見せろ」

米政府が事実上の禁輸措置を講じたことで、ファーウェイは米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載できなくなった。利用者にとって利便性は著しく下がるから、ドコモが取り扱わないとするのは理にかなっている。しかし同じ状況に置かれているKDDIやソフトバンクはなお様子見を決め込んでいる。ドコモがなぜ、政府に向けて早々にパフォーマンスをしたのか。ライバルは ………

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