「官邸のアイヒマン」栄達の真相

国家安全保障局の主導権は外務官僚から警察官僚へ。安倍は動かぬ北方領土交渉に見切りをつけ、「北朝鮮・拉致」問題に軸足を移した。

2019年10月号 DEEP [安倍対露外交が「破綻」]

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令和初の内閣改造を機に、谷内正太郎・国家安全保障局長(日本版NSC・国家安全保障会議事務局長、75)が退任、後任に北村滋内閣情報官(62)が抜擢された。夏の終わりに、一部新聞がスクープとして報じた時には、霞が関、永田町に衝撃が走った。谷内と言えば、第一次安倍内閣では外務事務次官として、第二次安倍内閣では新設されたNSCのトップとして安倍戦略外交を仕切り、安倍を支えてきた外交・安全保障分野の実力者。その後任に外交経験のない公安情報・諜報畑のプロ、北村を据えたのだ。NSCの主導権は外務官僚から警察官僚へ。安倍は、動かぬ北方領土交渉を事実上見切った形で、「北朝鮮・拉致/テロ」問題に軸足を移した。この大胆な安倍人事は、何を意味するのか。国家安全保障局は、「国家安全保障に関する重要事項および重大緊急事態への対処を審議する」ため、内閣府に置かれた総理直属の外交 ………

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