「マネロンの巣」郵貯口座 FATFの審査でイチコロ

外国人口座が「闇サイト」で数万円で売買されており、それだけで「ハイリスク国」転落を免れない。

2019年10月号 BUSINESS

日銀のマイナス金利政策をはじめとする異次元の金融緩和によって苦境に立たされている日本の金融機関が、もう一つ厄介な問題に直面している。今年10月下旬からFATFが日本で始めるマネーロンダリング(資金洗浄)とテロ資金供与に関する検証作業だ。FATFとは、1989年に設立された国際機関で、マネロン・テロ資金供与対策の国際基準を策定するほか、各国の法令整備や金融機関の取り組み状況を検証する組織だ。これまでに3度の審査が終了しており、現在の審査は4度目になる。審査が終わった国ごとに評価が公表され、第4次審査では評価の結果が「通常フォローアップ」「重点フォローアップ」「監視対象」の三つに分類される。通常フォローアップは「合格点」を与えられた優等組。重点フォローアップは「追試」が必要な劣等組であり、問題視された項目の改善状況をFATFに頻繁に報告することが求められる。そ ………

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