韓国「現代自動車」が自滅の危機

カリスマ会長が認知症なのに長く居座ったために経営が迷走。跡を継いだ息子は頼りなく、意思決定が遅い。

2019年10月号 GLOBAL [独裁者が去った会社に起こること]

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韓国を代表する財閥企業、現代自動車が生き残りをかけた岐路に立っている。財閥トップで現代自動車グループ会長の鄭夢九(チヨンモング)(81)が数年前から、認知症になりながらもトップの座を降りなかったために経営が迷走。その間に主力市場の中国と米国で販売を大きく落とした。現代自動車の直近の業績である2019年4~6月期決算は、売上高が前年同期比9%増の26兆9660億ウォン、営業利益が30%増の1兆2380億ウォン。一見、増収増益で好業績のようだが、前年実績が悪すぎたのと、旧大宇自動車を基盤に持つ韓国GMが経営危機に陥ったことで国内販売を増やせたのがその要因。通期の実績では現代自動車は18年12月期まで6年連続の減益で、営業利益率も好調時の半分だった。出荷ベースのグローバル販売台数も15年から4年連続で目標値をクリアできなかった。日産自動車と同様にドル箱の北米市場で、値引きし ………

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