ビットポイント親会社の「闇」

仮想通貨が不正流出したビットポイント。その親会社は「ハコ企業」という噂が絶えない。

2019年9月号 DEEP

  • はてなブックマークに追加

「このたびはビットポイントからの仮想通貨の不正流出により、大変多くの関係者にご迷惑、ご心配をおかけしたこと深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」仮想通貨取引所ビットポイントジャパンの小田玄紀社長は7月16日に開いた記者会見で、絞り出すような声で謝罪を口にし、頭を垂れた。

國重氏の招聘は逆効果に

ハッキングによって仮想通貨の流出事故を起こしたビットポイント。国内で仮想通貨交換所が事故を起こすのはこれで4度目となる。2014年のマウント・ゴックスが最初で、その後コインチェック、テックビューロが相次いで仮想通貨を流出させている。5年間で4件。ハッカーの格好の餌食となっている日本の仮想通貨交換業だが、流出した金額でみると、今回のビットポイントの流出金額は最も少ない。それぞれ当時の換算レートでみると、マウント・ゴックスが約480億円相当、コインチェックが約580億円相 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。