依然「ポスト安倍」は岸田

東京五輪を花道に総裁任期を待たず余力を残して退陣。従順な岸田が後継者ならはまり役だ。

2019年9月号 POLITICS [「禅譲戦略」の本命]

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参院選投開票の7月21日夕刻、東京・渋谷区富ケ谷の安倍晋三首相の私邸を麻生太郎副総理兼財務相が訪れた。選挙後の内閣改造・党役員人事に向け、誰よりも早く「猟官交渉」できる「俺様」の姿を、麻生派内・党内・霞が関に見せつける麻生氏恒例のパフォーマンスである。麻生氏が了承を求めたのは、まずは自らの副総理留任。次いで旧高村派・大島派を引き継いで麻生派に合流しながら、何かにつけ反抗的な山東昭子参院議員を参院議長に祭り上げ「厄介払い」すること。そして一番の懸案は、党選対委員長として参院選勝利に貢献した甘利明元経済財政担当相の幹事長起用だった。安倍首相は前の2つは簡単に請け合ったものの、幹事長ポストについては言を濁した。80歳という高齢で健康が不安視されながら、派閥が膨張を続け、政策・政局両面に睨みを利かせる二階俊博幹事長の処遇は、人事の最大の悩みどころだ。 ………

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