「鋼材値決め」で日本製鉄とトヨタが神経戦

2019年9月号 BUSINESS

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トヨタ自動車は8月2日、2020年3月期の業績見通しを下方修正した。想定為替レートを円高方向に変更したことが主因だ。一方で、330万台で計画していた今期のトヨタ車(レクサス含む)の国内生産台数を333万台(前期比4%増)に増やすと発表した。トヨタにとって、「国内生産300万台」は競争力の源泉である。国内で素材メーカーなどに睨みを利かせるために、少なくともこのボリュームが必要なのだ。だが、この数字の威光はにわかに陰りを見せている。その前日に日本製鉄は、今回の連結事業利益が前期比半減の1500億円になるとの見通しを発表している。軟調な鉄鋼市況を受けてのことだが、言外にはトヨタに代表される自動車メーカーへの恨み節が漂う。日鉄は5月の本決算の発表時で単独決算が140億円の営業赤字だったことを明かした。営業赤字は19年度も含めて3年連続になりそうだ。国内事業の厳しさをあえて ………

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