極まる日産西川の「御身大切」

リストラの具体策を「言う」「言わない」で記者会見はグダグダ。西川らしさが露呈した。

2019年9月号 BUSINESS

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日産自動車が7月25日、2023年3月期を最終年度とする4年間の事業計画「リカバリープラン」を発表した。その模様をインターネット中継で見ていた日産OBはこう語った。「西川がどういう人物なのかがよく分かる会見だった」

強い口調で「言えないの?」

この日、日産は海外の生産拠点を中心とする1万2500人規模の人員削減や、工場の生産ライン縮小などを発表。一連のリストラを通じて、中国合弁比例連結ベースの営業利益を23年3月期に8700億円まで回復させることも表明した。世間が注目したのはこうした業績回復の見取り図だが、OBはこれとは全く異なる点に強く反応した。会見終盤で生産ライン削減の詳細を問われた時の西川氏の振る舞いだ。質問への回答を西川氏から委ねられた「パフォーマンスリカバリー」担当の関潤専務は「グローバルで多岐にわたるが、本日時点では各国別の説明は控えたい」と語った。無理もない。機関決定されて ………

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