従業員によるランキング操作が発覚。不自然な株価急騰も。襟を正さなくて良いのか。
2019年8月号 DEEP
ゲーム開発を手がけるコロプラが6月21日、従業員による不適切取引について発表した。役員を含む従業員2人が、自社費用850万円を使って、取引先企業に自社ゲームへの課金を依頼したというもの。カネを渡し、ゲームが幅広く遊ばれているように見せかけて、米アップルのアプリストアでの売り上げランキングを操作しようとした。依頼された企業は実際に同社のゲームへの課金を実施してランキングに不当な影響を与えていた。
不正の舞台となったのは同社が6月12日にリリースしたばかりのスマホゲームの新作『最果てのバベル』だ。このゲームに寄せていた同社の期待には並々ならぬものがあったようだ。同作品のシナリオ担当は『ファイナルファンタジーⅦ』をはじめとする著名作品を手がけてきた野島一成氏。音楽担当は『伝説のオウガバトル』などを手がけてきた崎元仁氏。著名クリエーターをふんだんに投入し ………
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