暴走する最高裁小法廷「五人組」

東大教授当時「理論刑法学の第一人者」などと称揚された山口厚判事が評議をリード。

2019年8月号 DEEP

  • はてなブックマークに追加

地裁と高裁がともに認めていた「大崎事件」の再審開始を、6月25日付の決定で取り消した最高裁第1小法廷に対し「話にならない」「反動的」などと憤る関係者は多い。取材を進めると、第1小法廷の判事5人のうち、東大教授当時「理論刑法学の第一人者」などと称揚された山口厚判事が「反動的」な判断を主導したとみられている。大崎事件は1979年10月、中村邦夫さん(当時42歳)の遺体が鹿児島県大崎町の自宅横の牛小屋で見つかったことに端を発する。県警は中村さんの長兄と妻の原口アヤ子さん(現在92歳)、次兄の3人を殺人と死体遺棄の疑いで、次兄の長男は死体遺棄の疑いで順次逮捕し、4人は起訴された。原口さんは無実を訴えたが、いずれも知的障害のある長兄ら3人は「原口さんに持ちかけられ、中村さんの首をタオルで絞めて殺した」「牛小屋に遺体を遺棄した」と自白した。

「五人全員一致」の暴挙

鹿児島地裁は1980年3月の ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービスです。年間定期購読をご契約の方は無料でご利用いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※ご利用いただけるサービスは購読コースにより異なります。詳しくはこちらをご覧ください)。