米に「最大限の抵抗」で迫るイラン

イランは核開発とテロ攻撃で、戦争を回避したいトランプを追い詰め、妥協を引き出す「一か八かの賭け」に出ている。

2019年8月号 GLOBAL [ 「最大限の圧力」への抗い方]

  • はてなブックマークに追加

7月7日、イラン政府は核合意で定められたウラン濃縮度の制限を超えて5%程度まで高める意向を明らかにした。イランはすでに低濃縮ウランの貯蔵量でも合意の上限を超えていたが、濃縮度引き上げで、さらに合意違反を重ねた。6月20日には、米海軍の無人偵察機がイラン革命防衛隊に撃墜され、その報復としてトランプ大統領がイラン国内への空爆を一時承認したものの、攻撃直前に中止するという事件も起きていた。米国とイランは文字通り戦争の一歩手前まで進み、一触即発の緊張状態が続いている。合意違反を連発し、危機を高めるイランは一体何を狙っているのか。また圧力を強める米国に残された手立てはあるのか。今年の4月に入って、イランの動きに変化が現れたのを察知したのは米国の方だった。ジョセフ・ダンフォード米統合参謀本部議長は、5月29日にワシントンのシンクタンクで行われた講演で次のよう ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。