トルコ「露製兵器導入」の代償

微妙なかじ取りを迫られるエルドアン大統領。トランプと仲が良くても米議会は激怒。

2019年8月号 GLOBAL

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トルコによるロシア製防空システム「S400」の導入問題が米国とトルコの新たな対立の火種になっている。中東で存在感を高めるロシアに配慮せざるを得ないトルコは秋にも予定通りS400の配備を始めるとみられ、米議会はトルコに対する強硬姿勢を一段と強めている。米トランプ政権はトルコに対し一定程度の制裁を科すことは避けられないだろう。北大西洋条約機構(NATO)の一員であるトルコがロシア製の地対空ミサイルを配備すれば、ロシアはNATO同盟国の間に楔を打ち込むことになる。またトルコという巨大な武器市場も獲得する。たとえトルコが配備を断念しても、すでに代金は払い込んでいる。いずれにせよ利を得るのはロシアになりそうだ。トルコのレジェップ・ タイイップ・エルドアン大統領がロシアのS400購入を発表したのは2017年9月。NATO諸国、特に米国は激しく反発している。米国は自国の地対空ミサ ………

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