政治が増産「無理筋」世界遺産

文化や歴史の違う他国の専門家が見てこれはすごいという候補はもはやない。「ストーリー作り争い」はもううんざり。

2019年8月号 LIFE [登録数1100超え]

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「Registration(登録)」「やったぞ!!」。7月6日午後0時35分(日本時間午後5時35分)、アゼルバイジャンのバクーにある会場で開かれた世界遺産委員会の審議の結果が、大阪府堺市にあるホールでパブリックビューイングを見ていた市民に伝わると大歓声が起きた。国内最大の仁徳天皇陵古墳を含む49の古墳からなる「百舌・古市古墳群」(大阪府)が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界遺産」となることが決まった。日本にとっては23番目。これで2013年の「富士山」以降、日本の遺産が7年連続して世界遺産と認定されたことになる。世界遺産が決まると、大手メディアの報道は「日本が世界に認められた」とばかりにお祝い一色に染まる。世界遺産は観光業など地元経済に多大なる果実をもたらす可能性があるためだ。首相の喜びのコメントや市民のお祭り騒ぎの様子はまるで世界平和の祭典を思わせる。と ………

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