三菱自「風見鶏」益子に円熟味

ルノー・日産グループ内で見事に遊泳する三菱自動車の益子会長。「二代目狸親父」の声も。

2019年8月号 BUSINESS

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三菱自動車のドン、益子修会長(70)の風見鶏経営が円熟の域に達している。アライアンスを組む仏ルノーと日産自動車が激しくツノ突き合わせるなか、益子会長は両社の間を巧みに立ち回る。カルロス・ゴーン被告が日産を去った後の権力の空白を逃さず、自らは三菱自の最高実力者としての地位を盤石にした。とはいえ同社は燃費不正による経営危機からは脱したものの、依然病み上がりの状態であることに変わりはない。「CASE」という大変革の時代に突入する中、グループ内を遊泳するだけでは経営が行き詰まりかねない。

日産・西川氏を反面教師に

「スズキの鈴木修会長から異名を襲名できる域に入ったな」。三菱自が5月に発表したトップ人事や、先立つ3月に公表した新しい役員体制について、OBはそう唸った。鈴木会長は米ゼネラル・モーターズ(GM)や独フォルクスワーゲン(VW)、トヨタ自動車などを手玉にとって、浜松の弱小自動 ………

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